
ビジネス書を手掛ける株式会社マネジメント社は、倒産が相次ぐ飲食店の経営を再生する新刊本『なぜ9割の飲食店経営者はスライムなのか』を、3月3日(月)に出版した。
居酒屋甲子園関西地区優勝(2017年)の飲食店経営のプロと、17店舗の焼肉チェーン店を経営する著者が、飲食店経営で失敗しないためのイロハを伝える本。焼肉ライク元社長・有村 壮央氏推薦。
帝国データバンクの報告によると、2023年に発生した飲食店の倒産数は894件にのぼり、前年に比べて16.4%増、居酒屋212件、焼肉、ラーメン店などが158件と、過去最高を記録した。
コロナのゼロゼロ融資の返済が始まったことによる資金繰りの悪化や、消費者の“家飲み”の定着など、消費者志向の多様化が主な要因とされている。
多くの飲食店が苦境に立たされている中、著者の金本 祐介氏、児島 雄太氏は、その最大の要因は「経営者のマインドにある」と主張。そのマインドとは、経営者が真剣に経営を考えないスライム状態にあると言う。
スライム(slime)とは、粘液やぬめりを意味し、生物が体外に分泌する粘り気のある液体や、特定の状況下で物質が生成する滑らかでヌメっとした(気味の悪い)質感を指す。
飲食店経営者に宿る気味のわるい生物(考えや性質のようなもの)はまさにスライム。スライム状態になっている飲食店経営者が、少しの知恵と行動でスライムから脱却して、進化できるようにという意味も込めている。
【書籍概要】
書籍名:なぜ9割の飲食店経営者はスライムなのか
定価 :本体1,500円+税
発行 :株式会社マネジメント社