帝国データバンクは、4月の企業倒産件数(負債1,000万円以上の法的整理が対象)について集計し、分析を行った。
負債総額は、2カ月連続で前年同月を下回る
それによると、倒産件数は760件(前年同月610件、24.6%増)と、24カ月連続で前年同月を上回った。3カ月ぶりに前月を下回ったが、前年同月より150件多く、4月としては4年ぶりに700件超えとなった。
負債総額は946億円(前年同月2,088億700万円、54.7%減)と、2カ月連続で前年同月を下回った。負債トップは、土木工事などを行っていた㈲川越建材興業の36億円だった。
業種別にみると、7業種中6業種で前年同月を上回った。『サービス業』(前年同月145件→208件、43.4%増)が最も多く、『小売業』(同121件→143件、18.2%増)、『建設業』(同133件→135件、1.5%増)が続いた。
集計期間:4月1日~4月30日
発表日:5月10日
集計対象:負債1,000万円以上法的整理による倒産
集計機関:株式会社帝国データバンク
※調査結果:
https://www.tdb.co.jp/tosan/syukei/index.html (坂土直隆)