帝国データバンクは、2024年1月の企業倒産件数(負債1,000万円以上の法的整理が対象)について集計し、分析を行った。
1月としては、4年ぶりに700件台に
それによると、倒産件数は700件(前年同月546件、28.2%増)と、21カ月連続で前年同月を上回った。前年同月より154件多く、1月としては4年ぶりに700件台となった。2023年4月-2024年1月の累計件数は7,277件と、1月時点で2022年度(6,799件)を超えた。
負債総額は842億2,900万円(前年同月507億6,900万円、65.9%増)。今年度最小となったものの、2カ月連続で前年同月を上回った。
業種別にみると、7業種中6業種で前年同月を上回った。『サービス業』(前年同月143件→195件、36.4%増)が最も多く、『小売業』(同109件→134件、22.9%増)、『建設業』(同100件→124件、24.0%増)が続いた。
『サービス業』は、1月としては東日本大震災翌年の2012年(194件)以来、12年ぶりに高い水準となった。
集計期間:1月1日~1月31日
発表日:2月8日(木)
集計対象:負債1,000万円以上法的整理による倒産
集計機関:株式会社帝国データバンク
(坂土直隆)