便利さの弊害
ロイター通信の報道によると、2009年におけるインターネット関連の詐欺による損失が倍増しているそうだ。その中でも最も多くの苦情が寄せられたのはFBIの名を騙った詐欺である。
インターネット犯罪苦情センターへの報告に基づくデータでは、2009年のアメリカでのトータルの損失は5億5970万ドルで、前年の2億6460ドルから大幅に上昇した。また、苦情件数は前年の275,284件から22%増えて336,655件に達した。
詐欺師がFBIと関連があるふりをして被害者から情報を得た手口は苦情全体の16.6%に上った。インターネット取引で販売者が出荷しなかったり、購入者が商品代金を支払わなかったりという詐欺は11.9%であった。
詐欺もグローバル化?
詐欺の容疑者の65.4%はアメリカ在住で、9.9%は英国、8%はナイジェリア、そして2.6%はカナダ在住である。
サイバー詐欺はここ何年かの間でますます大きな問題となってきた。報道されている損失は被害者が実際に被っている被害のごく一部であると考えられる。
Reported cyberfraud losses double in 2009: FBI
http://www.reuters.com/article/idUSTRE62B47W20100312?type=technologyNews