帝国データバンクの調査によると、10月19日(火)16時現在、新型コロナウイルスの影響を受けた倒産は全国に2,231件確認されている。
1億円未満の小規模倒産が1,301件(構成比58.3%)を占める一方、負債100億円以上の大型倒産は5件(同0.2%)にとどまっている。
今後も倒産が増加し続ける見込み。業種別では「飲食店」が最多
発生月別では、第5波の影響で9月の件数が最多となっている。10月発生の倒産は現時点で41件確認されているが、今後も増加し続ける見込みだとしている。
業種別では、「飲食店」(381件)が最も多く、「建設・工事業」(226件)、「食品卸」(118件)、「ホテル・旅館」(113件)が続く。
製造・卸・小売を合計した件数は、食品が246件、アパレルが192件となるほか、ホテル・旅館などを含む観光関連事業者の倒産は208件となっている。
都道府県では、「東京」(478件)、「大阪」(231件)、「神奈川」(129件)、「福岡」(112件)の順で、この5都府県が100件を超えた。東京と大阪で全体の31.8%、1都3県で全体の32.2%を占めている。
(慶尾六郎)