外国人人材の就職・教育領域の事業を国内外で展開する株式会社JELLYFISHは、自社運営の外国人向け転職・求人サイト「Mixess」を活用し、7月現時点の在日外国人を対象とした新型コロナウイルスによる生活への影響についてのWEBアンケートを、7月10日~20日に実施した。
最も不安に感じているのは「入国・出国の制限」
まず最も不安に感じているのは「入国・出国の制限(57.8%)」だった。
入・出国制限の緩和時期を一番気にかけている様子が伺える。
4月に実施した「不安」に対する質問では、「仕事(64.8%)」が1位、「入国制限(22.7%)」は6位だったが、コロナ禍におけるこの数か月の在日外国人の変化がこの回答で見て取れる。
66.3%が「仕事・給与が減った」
次に「あなたの仕事に新型コロナウイルスの悪影響が出ていますか?」※複数回答あり※(回答人数:249名)と聞いた。
その結果、「仕事・給与が減った」という回答が66.3%の最多となった。
また、「休業になった」は44.1%と、前回調査(14%)の実に3倍に達しています。4月調査時よりも企業経営がさあらに悪化していると考えられる。
前問いで「休業になった」「解雇された」「倒産・閉鎖になった」と答えた人に聞いた。「どのように現在の生活を維持していますか?」※複数回答あり※ (回答人数:173名)
その結果「休業になった」、「解雇された」「倒産・閉鎖になった」と回答した40.9%が「貯金」を切り崩しながら生活を維持しているということがわかった。
その次に多いのが「給付金・補助金」(39.7%)という回答だった。
調査名:「新型コロナウイルスによる在日外国人への影響に関する調査」
対象者 :転職・求人サイト「Mixess」登録者及びSNSの外国人ユーザー(https://mixess.jp/)
調査方法 :ウェブ及び電子メール調査
回答数 :249名(在日外国人のみ)
調査期間 :7月10日~20日
調査目的 :日本で働くもしくは生活をしている外国人が、新型コロナウイルスの感染拡大で不安に感じていることを調査し公開することにより、在日外国人の不安解消の一助として役立つ事、また調査結果を受けての不足情報提供に繋げるために実施
新型コロナの影響は国内だけではなく、在留外国人にも深刻な打撃を与えているようだ。 (慶尾六郎)