「老後の不安はやっぱりお金」だった。株式会社LENDEXが行った投資をしている40代後半~60代の男女を対象とした老後に向けた資産形成に関する調査によると、約8割が老後資金に不安を持っていることがわかった。
79.7%が「老後資金に不安を感じている」
調査では、まず「老後資金に不安を感じていますか?」と質問した。その結果、79.7%と8割近くが『はい』と回答した。
投資を行っているものの、老後資金への不安は解消されていないようだ。
そして、具体的にどのようなことに不安を抱えているのか。詳しく聞いた。以下がその結果である。
・「年金受給金額の低さ」(50代/男性/会社員)
・「預貯金に余力がない」(50代/男性/会社員)
・「収入が無くなったときの蓄えが乏しい」(60代/男性/自営業・自由業)
・「年金だけでは生活できないのでは…?と思っているから」(60代/女性/パート・アルバイト)
などの回答が寄せられた。
同社では、老後、快適に過ごすために、年金や貯蓄だけの老後資金では賄いきれないのではと、不安を感じているのかもしれないと分析している。
老後資産形成は投資が87.4%で最多
では、実際に資産形成を始めているという人はどのくらいいるのだろうか?「老後に向けた資産形成をしていますか?」と質問したところ、7割以上が『はい(73.5%)』と回答した。
具体的にどのような資産形成を行っているのか聞いたところ、『投資(87.4%)』との回答が最も多く、次いで『貯蓄(79.6%)』『保険(37.7%)』『iDeCo(個人型確定拠出年金)(17.9%)』『専門家に相談する(2.0%)』と続いた。
資産形成の方法として、「貯める」のではなく「運用する」を行っている方が多いことが判明した。また、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」を行っているという人も少なくないようである。 (慶尾六郎)