帝国データバンクは、2023年の企業倒産件数(負債1,000万円以上の法的整理が対象)について集計し、分析を行った。
負債総額は2兆3,769億300万円、10年ぶりに2年連続での2兆円超え
<概況>
2023年の倒産件数は8,497件(前年6,376件、33.3%増)と、前年から2,000件以上上回った。2年連続で前年を上回り、2015年(8,517件)に迫る件数となった。前年からの増加率が33.3%となり、バブル崩壊後で最も高かった。
負債総額は2兆3,769億300万円(前年2兆3,723億8,000万円、0.2%増)だった。パナソニック液晶ディスプレイ㈱やユニゾホールディングス㈱など、負債100億円以上の大型倒産が18件(同14件)発生し、10年ぶりに2年連続で2兆円を超えた
業種別にみると、15年ぶりに全7業種で前年を上回った。『サービス業』(前年1,601件→2,099件、31.1%増)が最も多かった。『小売業』(同1,207件→1,783件、47.7%増)は「飲食店」(同452件→768件)が前年から約7割の大幅増となった
集計期間:2023年1月1日~12月31日
発表日:1月15日(月)
集計対象:負債1,000万円以上法的整理による倒産
集計機関:株式会社帝国データバンク