AI与信管理サービスを提供するアラームボックス株式会社は、2022年12月1日~2023年11月30日の期間に収集された13,496社・244,689件のネット情報等から、1年以内に倒産する危険性がある“要警戒企業”を分析・抽出し、「倒産危険度の高い上位10業種」を予測した。
農業は、業界課題が依然として残っており、引き続き警戒が必要
それによると、1位は農業で84社に1社が倒産する危険性となった。
農業は、同社のこれまでの調査でも何度か1位になっているが、今回は業歴の長い企業や新興企業でも、倒産と支払い遅延が発生しており、倒産危険度の高い業種となった。
コロナ禍の業務用需要の減少や高騰した飼料の影響により、資金繰りが悪化した企業が息切れ倒産を起こしていると考えられるという。
コロナ禍による需要減少に落ち着きは見えたものの、飼料穀物の海外依存度の高さや燃料費高騰による生産コストの増加、過剰生産といった業界課題は依然として残っており、引き続き警戒が必要だと同社は推測している。
【調査概要】
調査期間:2022年12月1日〜2023年11月30日
対象企業:アラームボックスでモニタリングしていた企業のう
ち、13,496社
対象データ:アラームボックスで配信されたアラーム情報244,
689件
(坂土直隆)