国内最大級の奨学金サイト「ガクシー」を運営し、「諦めなくていい」社会の実現を目指す株式会社SCHOLは、奨学金における実態調査を全国の大学生およびその保護者1,941名を対象に実施した。調査内容から見えてきた奨学金における実態について、調査結果の報告および見解とともに明らかにした。
5,000件以上の給付型奨学金(返済不要)があるにも関わらず、「怖い・難しい」の印象が妨げに。
●調査項目
【1】奨学金の受給状況
【2】奨学金を知ったときの印象
【3】受給に至った層の奨学金種別
【4】奨学金を知るきっかけとなった情報源
【5】奨学金について調べた情報源
●調査サマリー
1. 全国の大学生およびその保護者全体のうち、40.0%が奨学
金を受給している。
2. 全体のうち、奨学金を検討または興味がある(受給者含む)
と答えたのは、63.4%。しかし、その中で23.4%は、受給に
至っていない。
3. 検討または興味はあるが受給に至っていない層の、奨学金
に対する印象は、以下の順で多かった。「借金なので、怖
い」(41.0%)、「制度が複雑で、理解が難しい」(33.
8%)であった。次いで、「家計の負担を軽減できて、嬉し
い」(21.7%)
4. 受給者が実際に利用した奨学金種別は、「日本学生支援機
構(JASSO)【貸与型】」52.1%が最も多く、続いて「日本
学生支援機構(JASSO)【給付型】」22.4%、「学校【給付
型】」10.2%。運営団体数の多い財団法人や地方自治体など
の奨学金は、5%以下の利用という結果だった。
5. 運営団体を問わず、奨学金種別としては、返済の必要な
「貸与型」が約6割、返済不要の「給付型」が約4割の利用状
況だった。
6. 受給者が奨学金制度について知るきっかけとなった情報源
は、「先生・学校からの紹介」が最も多く37.0%、次いで
「親からの紹介」31.7%、「学校開催の説明会」30.5%、
「学校で配布・掲示された資料」30.1%。その後、実際に情
報を調べるために利用した手段は、過半数が「学校から提
供された資料」と最も多く、続いて「日本学生支援機構(JA
SSO)のWEBサイト」32.3%、「学校の先生や担当者」 26.
3%、「日本学生支援機構(JASSO)から提供された資料」23.
8%。
<調査概要>
表題 :奨学金に対する実態調査2022
調査対象 :大学生およびその保護者
調査人数 :1,941名
調査地域 :全国
調査方法 :インターネット調査
調査日時 :2021年12月27日~2022年1月12日
調査会社 :株式会社Lupe