帝国データバンクの調査によると、9月3日(金)正午時点の新型コロナウイルスの影響を受けた倒産(法的整理または法的整理を前提とした事業停止、負債1,000万円未満および個人事業者含む、銀行取引停止処分は除外)が全国で2,000件に達した。
第1号確認から555日後に2,000件目を確認
2,000件の負債総額は6,206億2,400万円で1億円未満の倒産が58.2%(1163件)を占めているほか、業種別では「居酒屋」「バー、ナイトクラブ」などを含む飲食店が336件で最多となっている。
同社では全体の発生ペースは加速しており、年末に向けた動向と各事業者への影響が懸念されると分析している。
新型コロナウイルス関連倒産の第1号が確認されたのは2020年2月26日だった。
以後、確認ベースでの累計件数は、9月8日に500件、2021年2月5日に1,000件、5月26日に1,500件と推移し、第1号確認から555日後の9月3日に2,000件目を確認した。
増加に要した日数は500件から1,000件が150日、1,000件から1,500件が110日だったのに対し、1,500件から2,000件は100日だった。
また100件ごとの増加に要した日数は1,900件から2,000件までが最短となる16日となり、時間の経過とともに発生ペースは加速している。
(慶尾六郎)