JSKパートナーズ株式会社は、投資家を対象に、「年末にかけての投資の見通し」に関する調査を実施した。
その結果によると、これから年末にかけて新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、倒産する企割が企業がさらに増加、投資家の7割以上が「投資先の選び方を変えるべき」と考えているという。
大企業よりも企業体力のない中小企業の倒産が増加
まずは、「これから年末にかけての“企業の倒産”をどう予測していますか?」と質問した。
その結果、『中小企業の倒産が増加する(64.6%)』という回答が最も多く、次いで『倒産が一定水準で推移する(21.1%)』『大企業の倒産が増加する(9.3%)』『企業倒産は減少する(4.2%)』と続いた。
大企業よりも企業体力のない中小企業の倒産が増加すると予測している人が多いようだ。
同社では『企業倒産は減少する』と回答した方は1割にも満たず、これから年末にかけて、さらなる企業倒産は避けられないと見ていることが伺えると分析している。
72%が「投資先を変えるべき」
そこで、「これから年末にかけて投資先の選び方を変えるべきだと思いますか?」と質問したところ、実に7割以上が『はい(72.0%)』と回答した。
多くの人が、年末にかけて投資先を変えるべきだと考えていることが分かる。
また、その理由としては、以下のような声があった。
・コロナの中で必要とされるもの、残れるものが、これまでとは大分変わってきているので、この生活が当分続くことを考えて、投資先も考えていくようにしたい(40代/女性/東京都)
・コロナによるライフスタイルの変化に伴う企業選びや見直し(40代/女性/愛知県)
・コロナ禍による既存企業の衰退と、スタートアップ企業の隆盛(40代/男性/長野県) (慶尾六郎)