16日より開始された日本ユニセフ協会による震災募金に対し、「一種の詐欺では」とインターネット上で疑問の声が続出している。問題となっているのは東日本大震災用に設置された募金の使用先についてだ。
日本ユニセフ協会の広報室が掲載している文章によると、「こちらでお預かりした募金は、全額、子どもたちを中心とする被災者の方々への支援に活用させていただきます。」としながらも、「なお、被災者の皆さまへの支援が行き届き、ユニセフと日本ユニセフ協会が提供できる内容の支援が被災地では必要ないと判断される場合」は他国の紛争地域等に募金が回されるとしている。この文章がサイト上の隅に置かれ確認しづらい事からも「ある意味で意識的な搾取か」との声も飛び出している模様だ。
また、同文章の前に記述されている挨拶文の内容についても、丁寧な書き方ながら「本来のユニセフの活動は発展途上国の支援」「他の活動が制限されるが、日本を支援する」「既に募金活動を始めている」など少々変わった内容となっており、「厚かましいのでは」「そんな苦渋の決断では救われる方も困惑」といった声が挙がっている。
日本ユニセフ協会・東日本大震災募金について