10日、財務省がいわゆる「国の借金」を示す国債と借入金、政府短期証券を合計した資金規模を発表した。同発表によると総合計額は2010年12月末時点で919兆1511億円に達した模様。
同数字は3か月前の前期(10年9月末)と比べて10兆2894億円増加しており、今尚膨らみ続けている状態。これは普通国債の発行額が増えた事に原因があり、普通国債の残高は628兆1558億円で前期比14兆3424億円の増加を示している。一方、政府短期証券は減少。
総務省1月20日発表の人口推計(1億2737万人)で単純計算すると、国民1人あたりの借金は約722万円という数字に。予断の許されない財政状況が続いている。