多重債務、自己破産、借金減額などのトラブル解決特集サイト!
日本の長年続くデフレ不況で、借金で苦しむ人々が増えている。大手消費者金融などのような審査が通りやすく、CMなどで馴染みある名前の企業にお金を借りたりする例は数多く報道されている。
また、借金で苦しんで自殺する人のニュースも耳にする。しかし、借金で苦しんでいる人々に共通なのは、自分だけでその問題を解決しようとしていることがあまりにも多い。確かに自分に莫大な負債があり、返済に困っているなどと、家族や友人、知人などに相談するのをためらうのは理解できる。また、弁護士や司法書士などに相談するにもお金がかかる。
だが、それでは問題は永遠に解決しない。一番良いのは上にあげた方法ではあるが、実は、そうした悩みを一人で解決する様々な知恵や知識はネット検索を駆使すればいくらでも溢れている。また。解決した事例も数多く存在する。
今回、紹介する弁護士法人ITJ法律事務所と日本最大級のQ&Aサイト「OKWave」がタイアップしてできた「教えて弁護士さん!お金の悩みQ&A特集」は、そうした検索しなければ出てこない情報をまとめて載せている便利なサイトである。
お気に入りのサイトとして登録しておけば、お金の悩みで何かトラブルがあったときに役に立つだろう。Q1だけをピックアップしておくと。
Q1.最近よく聞く「過払い金」って何?
最近、テレビや新聞などでよく目にする、「過払い金」という言葉。これは貸金業者へ払いすぎていたお金のこと。利息制限法以上の利息を支払っていた場合、払い過ぎていた利息分、すなわち「過払い金」が返してもらえることもあります。
簡単な説明ではあるが、もう少し補足しておくと、日本の法律では「利息制限法」という法律で、お金を借りた時の利息上限(元本が10万円未満の場合:年20%)が決まっている。そして、この利息上限を超える部分については無効となり、この部分の利息を支払う必要はない。つまり、これ以上の高い利息でお金を借りていれば、借金を減額することや利息を払いすぎていたお金「過払い金」を取り返すことができる。
グレーゾーン金利利息制限法とは別に、もう一つ「出資法」という法律がある。そして、利息制限法より、高い利息(29.2%)が上限と定められていた。ほとんどの消費者金融はこの出資法の上限を利用していた。利息制限法の上限を超えても、出資法の上限までの金利をグレーゾーン金利という。そして、このグレーゾーン金利が撤廃されたことで、今まで払いすぎていたこの金利を取り返すことができるようになった。
Q1だけを紹介したが、こうしたトラブルの解決方法が載せられている。また弁護士への相談の費用、各種手続きの費用、弁護士の問い合わせ先などの情報もトップページで掲載されている。一通り、目を通しておくとこうした悩みで相談されときにも役に立つだろう。
Point of view
過払い金を取り戻すニュースは相次いで報道されているし、電車内での広告にも大きく載っていたり、CMなどでも見かけることがある。だが、注意して欲しいのは、中には悪質な弁護士や司法書士も存在する。3月18日の産経新聞を少し引用しておく。
貸金業者からの借り手の債務整理をめぐっては、払いすぎていた金利を取り戻す過払い金請求が急増。その手続きを行う弁護士や司法書士との間で「十分な面談もないまま高額な報酬を要求された」といったトラブルも相次いでいる。
そして、相談するときは1件だけに絞らず、何件かの弁護士などに相談したりするほうがいい。説明が曖昧な弁護士や、電話の応対、面談時なども対応なども注意して観察し、しっかりと書類に目を通す。せっかく取り戻せた「過払い金」を知らないままに、悪質な弁護士や司法書士に高い報酬として払うのは本末転倒である。
過払い金取り戻した後、二次トラブルの被害に遭わないためには、前提知識が必要となる。だからこそ、今回紹介した「教えて弁護士さん!お金の悩みQ&A特集」などのサイトを見ておくことが何かの役に立つことが多い。また役所などで弁護士の無料相談なども行っている場合もある。このような知識をフル活用していけば、多重債務で苦しんで自殺することもない。
教えて弁護士さん!お金の悩みQ&A特集