若年層への人気が下がったと言われているパチンコへ、お年寄りたちが熱い視線を投げかけている。
お年寄りのパチンコ熱上昇
公益財団法人「日本生産性本部」の調査によると、過去10年間、200万~300万人と推定された60歳以上のパチンコ遊技人口が、去年は約430万人に跳ね上がり、全パチンコ遊技人口の4分の1だったという。お年寄りのパチンコ遊技人口が急増した原因は、一人暮らしの寂しさをパチンコで紛らわす人が増えた一方、パチンコ店もターゲットを若年層から高齢者に移し、集客に励んでいるからのようだ。
依存症の増加
それに伴い、お年寄りの「パチンコ依存症」も広がりを見せている。専門家の試算では、全国で100万人以上になるとのこと。パチンコだけが唯一の趣味であるお年寄りには、依存症であるという自覚が少なく、老後の蓄えも費やしてしまい、年金も使い切り、家族が借金して援助するケースまであるそうだ。
老後の趣味を持つのはいいこと。だが、何事もほどほどにした方がよいのではないだろうか。
パチンコ依存症